2009 PDC CHALLENGE TOURNAMENTは、2009年に開催された初開催のPDC CHALLENGE TOURNAMENTである。
2004 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップよりPDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの日本人プレイヤー枠は存在したが、2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップからPDC CHALLENGE TOURNAMENTのチャンピオンにこの枠を与えることとなった。 これにより、このトーナメントで優勝すれば、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップに出場できるという明朗な選抜方式となっている。
初チャンピオン及び2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ出場者は、村松治樹となった。
なお、The Finalは、ダーツ最高峰のレフリーであるラス・ブレイが来日し、レフリーを務めた。
本戦の日程・会場・放送など
本戦の日程、会場、放送などの情報は、以下の通りである。
形式
まず、西日本予選と東日本予選があり、これらの予選を通過するとThe Finalに出場できる。 なお、各予選とThe Finalの3つのイベントは、それぞれ1日のうちに行われる。
全試合、
- スロウ・フォー・ブルで最初のレッグにおける先攻を決定し、レッグごとに先攻後攻を交代
- レッグ形式
- タイブレイク無し
で行われる。
西日本予選・東日本予選
西日本予選と東日本予選の形式は、参加人数が異なることにより試合数が異なることを除けば、形式は基本的に同じである。 また、2009年は、西日本予選が行われた後に東日本予選が行われたが、前者において上位4名に残れなかったプレイヤーは、後者に参戦することも可能であるため、日本のトップ層を中心に両予選に名前が見られるプレイヤーが多い。
両予選は、ラウンドロビンと本戦の2段階になっている。
ラウンドロビン
まず、ラウンドロビン形式のグループ戦を行う。
本戦
本戦は、シングル・エリミネイション形式で行われる。
The Final
ラスト8からのシングル・エリミネイション形式である。
レッグ数
レッグ数は、以下の通りとなっている。
結果
西日本予選
本戦
本戦における結果は、以下の通りである。 西日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、1位通過の橋本守容、2位通過の吉田裕計、3位通過の赤松大輔、そして4位通過の村松治樹であった。
ラスト16
準々決勝
ここで勝利すれば、The Final出場となった。
準決勝
決勝
東日本予選
本戦
本戦における結果は、以下の通りである。 東日本予選からのThe Final出場プレイヤーは、1位通過の竹内淳、2位通過の松本嵐、3位通過の沖山祐一、そして4位通過の安食賢一であった。
ラスト16
準々決勝
ここで勝利すれば、The Final出場となった。
準決勝
決勝
The Final
The Finalの結果は以下の通りである。 チャンピオン及び2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの出場権を得たのは、村松治樹であった。 村松は、このトーナメント以前、たった一度しかスティール・ティップ・ダーツのトーナメントに出場した経験が無く、それより遥かにスティール・ティップ・ダーツの経験が豊富な橋本守容が、ワールド・チャンピオンシップの切符を手にするという大方の予想を裏切ってのことである。
以下は、その結果である。 プレイヤーの前の1から4までの数字は、予選における順位、東西は通過した予選を表す。
2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップの結果
ここでは、2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおける村松治樹の結果を紹介する。
今回の活躍により、村松は、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおいて、日本人プレイヤーでは初めて第0ラウンド (Preliminary Round) を通過し、第1ラウンド出場を果たしたプレイヤーとなった。 また、第1ラウンドで1レッグ取得した最初の日本人プレイヤーにもなっている。
第0ラウンド
形式: ベスト・オヴ・7・レッグズ
第0ラウンドにおける村松の対戦相手は、ポーランド予選を勝ち抜いたクシュシュトフ・クチュクであった。
結果は、以下の通りである。
統計値
取得レッグ
第1ラウンド
形式: ベスト・オヴ・5・セッツ (各セットはベスト・オヴ・5レッグズで第5セットのみタイブレイクあり)
第1ラウンドにおける村松の対戦相手は、当時PDC オーダー・オヴ・メリット7位のロニー・バクスターであった。
統計値
取得レッグとセット
ロニー・バクスターの結果
村松治樹を撃破したロニー・バクスターは、その後準々決勝まで勝ち進んだ。 2010 PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップにおけるバクスターの結果は、以下の通りである。
参照・脚注




