臼杵駅(うすきえき)は、大分県臼杵市大字海添(かいぞえ)にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。事務管コードは▲920538。
臼杵市の代表駅で、全列車が停車し、普通列車の半数弱が当駅で大分方面へ折り返す。なお、大分駅からの終電が当駅止まりとなっている。
歴史
- 1915年(大正4年)8月15日:鉄道院が開設。
- 1949年(昭和24年)6月7日:昭和天皇の戦後巡幸があり、お召し列車が停車。駅前奉迎が行われた。
- 1981年(昭和56年)4月3日:木造平屋建て駅舎から鉄筋コンクリート造一部二階建て駅舎に改築。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物取扱廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:荷物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正により大分駅発の最終列車が当駅まで延長され、終着時刻が日付を跨ぐ形となった(0時22分着)。
- 2017年(平成29年)
- 9月17日:台風18号の影響で宇島駅 - 鹿児島中央駅間で終日運転見合わせ。駅構内冠水や災害等により当駅 - 延岡間不通。
- 9月19日:幸崎 - 当駅間で運転再開。佐伯駅との間で代行バス(各停便)設定。
- 9月20日:当駅 - 延岡駅間の特急停車駅のみ停車する「特急代行輸送」の代行バスを設定。
- 9月25日:バス代行のうち「特急代行輸送」を終了。
- 12月18日:当駅 - 佐伯駅間で運転再開(代行輸送は前日で終了)。
- 2023年(令和5年)10月1日:JR九州サービスサポートによる業務委託駅から九州旅客鉄道本体による直営駅へと変更される。
駅構造
駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線と留置線数本を有する地上駅で、ホーム間の連絡は階段しかない跨線橋で行うため1番のりば以外はバリアフリーには対応していない。
JR九州本体が駅業務を実施する直営駅であり、みどりの窓口が設置されている。
駅舎は1981年に改築された鉄筋コンクリート造の一部二階建てで、天窓を設けて採光を図っている。また、駅舎正面の壁は臼杵城の石垣をイメージしたものである。待合室には観光売店があり、臼杵の特産品を販売している。
のりば
利用状況
- 2022年度の1日平均乗車人員は559人(前年度比 21人)である。
駅周辺
駅は市街地の端にあり、駅周辺にはホテルや飲食店などがある。商業地区の中心は駅から800メートルほど北西にある「辻」バス停の先、旧城下町地域の中央通り商店街一帯になる。小規模な店舗が多数あり、大型店はほとんど見られない。また駅から北側方向には市役所などの公共施設が多い。
バス路線
臼津交通の各路線が駅前の「臼杵駅」停留所を発着している。
大分バスの運行する大分 - 臼杵石仏 - 臼杵市役所線は「臼杵駅」には入らず、最寄は「辻」または「城北」停留所となる(駅からは北へ約800メートル)。
かつてはジェイアール九州バス臼三線の起点でもあったが、2007年(平成19年)3月31日の運行をもって廃止され、駅に隣接していたジェイアール九州バス大分支店も閉鎖された。
- 大分バス
- 臼杵石仏・戸次・大分県立病院・大分方面
- 臼津交通
- 泊ケ内方面、佐志生(黒島入口)・佐賀関方面、大浜・中津浦方面、木保佐・白川病院方面、乙見・風連鍾乳洞方面、
- 臼津交通・大野竹田バス(臼三線代替路線)
- 臼杵石仏・野津・三重方面
隣の駅
- 九州旅客鉄道(JR九州)
- ■日豊本線
- 特急「ソニック」「にちりん」「にちりんシーガイア」停車駅
- 上臼杵駅 - 臼杵駅 - 津久見駅
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 臼杵駅(駅情報) - 九州旅客鉄道



