八森スキー場(やつもりスキーじょう)は、昭和初期から1970年(昭和45年)まで、日本の宮城県宮城郡宮城町新川、現在の同県仙台市青葉区新川にあったスキー場である。かつては仙台市都心部にもっとも近いスキー場として賑わった。
概要
1931年(昭和6年)に東北大学の学生が滑り始めたのが始まりという。それからスキーヤーが訪れるようになった場所に、1935年(昭和10年)または1937年(昭和12年)に栃木県今市の伊藤菊一郎が山小屋を建て、スキーを貸し出してスキー場とした。これを受け、奥羽山脈を貫通する区間が開通して仙山線が全通した1937年(昭和12年)11月10日、新設区間に八ツ森仮乗降場が設けられた。
後に地元の人が組織した観光協会が管理するようになり、延長250メートルのリフト1基、200メートルのロープウェイ1基を備え、多いときには1日2、3千人が利用した。
脚注
参考文献
- 仙台市「宮城町誌」改訂版編纂委員会『宮城町誌』本編(改訂版)、仙台市役所、1988年(昭和63年)。初版は宮城町誌編纂委員会の編集で、宮城町役場より1969年(昭和44年)発行。
関連項目
- 日本のスキー場一覧
- スノーパーク面白山(山形県内にある仙山線沿いのスキー場。最寄駅の面白山高原駅は八ツ森駅と同時開業)
- 泉ヶ岳スキー場(1963年(昭和38年)に宮城郡泉町に新設された。現:泉区内)




