怒りの葡萄』(いかりのぶどう、The Grapes of Wrath)は、1940年のアメリカ合衆国のドラマ映画。モノクロ。1939年に発表されたジョン・スタインベックの同名小説の映画化作品である。

同年の第13回アカデミー賞ではジョン・フォードが監督賞を、ジェーン・ダーウェルが助演女優賞を受賞、他に5部門がノミネートされた。

ストーリー 

キャスト

製作エピソード

  • 原作を読んで深く感銘したフォンダは、どうしてもトム・ジョード役をやりたいと熱望し、そのようなフォンダに対してザナックはトム・ジョード役を餌に7年もの長期契約を提示した。フォンダは長期間縛られることを嫌っていたが、トム・ジョードを演じるという目的のために7年契約を受け入れた。その結果、映画の影響もあり、フォンダはアメリカを代表するタフ・ガイとみなされるようになったが、反面でスタジオに長期契約で縛られ、俳優として脂の乗った時期を不本意に過ごさざるを得なくなった。
  • 映画の内容は、おおよそ原作を忠実に再現しているが、原作の政治的な面は影を潜め、むしろ家族ドラマを前面に出している。さらに映画の終結部分において、20世紀フォックス社の社長ザナックが、監督フォードの意図を無視して台本に、ママ・ジョードの「民衆はいつでも生き続けるんだよ…」のセリフを付け加えた。

主な受賞歴

アカデミー賞

受賞
  • アカデミー監督賞:ジョン・フォード
  • アカデミー助演女優賞:ジェーン・ダーウェル
ノミネート
  • アカデミー作品賞:ダリル・F・ザナック
  • アカデミー主演男優賞:ヘンリー・フォンダ
  • アカデミー脚色賞:ナナリー・ジョンソン
  • アカデミー編集賞:ロバート・L・シンプソン
  • アカデミー録音賞:エドマンド・H・ハンセン

ニューヨーク映画批評家協会賞

受賞
  • 作品賞
  • 監督賞:ジョン・フォード ※『果てなき航路』との同時受賞でもある。

ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞

受賞
  • 作品賞
  • 作品賞トップ10

出典 

外部リンク

  • 怒りの葡萄 - allcinema
  • 怒りの葡萄 - KINENOTE
  • The Grapes of Wrath - オールムービー(英語)
  • The Grapes of Wrath - IMDb(英語)

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