トニー・マーセル・シップ(Tony Marcel Sipp, 1983年7月12日 - )は、アメリカ合衆国ミシシッピ州ジャクソン郡パスカグーラ出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。
経歴
プロ入り前
2001年のMLBドラフト28巡目(全体828位)でシカゴ・カブスから指名されたが、この時は入団せずにオカルーサ・ウォルトン・カレッジへ進学した。
2003年のMLBドラフト33巡目(全体990位)ではシカゴ・ホワイトソックスから指名されたが、この時も入団しなかった。
プロ入りとインディアンス時代
クレムソン大学在学時の2004年、MLBドラフト45巡目(全体1333位)でクリーブランド・インディアンスから指名され、プロ入り。
2009年4月22日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビュー。プロ入り時点では先発投手だったが、メジャーでは全てリリーフとして登板している。
ダイヤモンドバックス時代
2012年12月11日にシンシナティ・レッズも含めた合計9選手が動く三角トレードにおいて、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。
2013年11月27日にFAとなった。
パドレス傘下時代
2014年2月7日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級エル・パソ・チワワズで開幕を迎え、11試合に登板したが、5月1日に自由契約となった。
アストロズ時代
2014年5月2日にヒューストン・アストロズと契約した。契約後はハイペースでマウンドに登り、2年連続で56試合に投げた。防御率を良化させて3.38とし、4勝3敗4セーブ、自己ベストの奪三振率11.2という好成績をマークした。
2015年、3年ぶりに60試合に登板。防御率は1.99まで下がり、奪三振率も3年連続10.0以上をマークするなど、更なる成長を見せ、アストロズのリリーフ陣を支えた。オフの11月2日にFAとなった。
2016年は2年連続で60試合丁度に登板したが、防御率4.95、WHIP1.60と炎上傾向のピッチングになり、奪三振率が8.2まで低下する一方で与四球率が2.5から3.7まで上昇するなど、全体的に調子を崩した。
2017年は46試合と登板数が減少し、防御率5.79、WHIP1.39と前年以上に打ち込まれた。
2018年は54試合に登板して防御率が1.86と、大幅に改善された。オフの10月29日にFAとなった。
ナショナルズ時代
2019年3月14日にワシントン・ナショナルズと1年100万ドルの契約を結んだ。8月2日にDFAとなり、5日に自由契約となった。
詳細情報
年度別投手成績
- 2019年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 投手守備
- 外野守備
- 2019年度シーズン終了時
背番号
- 49(2009年、2012年 - 2013年)
- 46(2010年 - 2011年)
- 29(2014年 - 2018年)
- 36(2019年)
脚注
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 S
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Tony Sipp stats MiLB.com (英語)




