円山 大迂(まるやま たいう、天保9年(1838年) – 大正5年11月5日(1916年))は、近代日本の篆刻家である。

名は真逸。名古屋の人。

略伝

名古屋の造り酒屋に生まれる。熊本など各地に住み、京都にて貫名海屋の門人となり、経学・書などを学ぶ。明治11年、上海に渡り徐三庚・楊峴に師事し篆刻を学んだ。帰国後、この新しい印風を日本に伝える。詩・書・画にも巧みであった。東京駿河台南甲賀丁に居宅を構える。

著作

  • 『篆刻思源』
  • 『学歩盦三集』(三冊一帙)
    • 『学歩盦印蛻』
    • 『学歩盦詩鈔』
    • 『学歩盦画譜』

出典

  • 中井敬所『日本印人伝』(収録『日本の篆刻』中田勇次郎 、二玄社、1966年)
  • 高畑常信編『日本の遊印』木耳社、昭和58年。

関連項目

  • 篆刻
  • 日本の篆刻史
  • 日本の篆刻家一覧
  • 印譜
  • 書道界

[拡大画像] 大乗寺 円山派デジタルミュージアム

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円山大飯店

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大山を望む豪円山と寂静山