本記事は、東側諸国、特にソビエト連邦とその旧構成諸国並びに中華人民共和国に所属する艦艇に対して与えられたNATOコードネームの一覧である。
冷戦時代、存在を察知した艦艇について識別のためにNATOコードネームが利用された。冷戦が終結して情報公開が進んだ現在、艦名を早期に把握できるようになったことからコードネームの意義は薄れ、付与される機会は少なくなっているが、機密の度合が高い潜水艦や、中華人民共和国海軍艦艇に対しては2011年現在も新規のコードネームが付与・運用されている。
なお艦種分類は世界の艦船をはじめとする日本の文献におけるものであり、各国毎の正式な分類ではない点は留意を要する。
凡例
原子力弾道ミサイル潜水艦
1985年のアクラ型より前のソ連潜水艦のコードネームは、単にNATOフォネティックコードをアルファベット順にあてただけであった。1980年代以降はロシア語の単語をコードネームに用いている。中国潜水艦のコードネームは歴代王朝名より採られている。
原子力ミサイル潜水艦
原子力潜水艦
弾道ミサイル潜水艦
ミサイル潜水艦
潜水艦
レーダー哨戒潜水艦
救難潜水艦
特殊潜水艦
訓練支援潜水艦
弾道ミサイル実験潜水艦
ミサイル巡洋艦
ミサイル駆逐艦
駆逐艦
ミサイルフリゲート
フリゲート
ミサイルコルベット
コルベット
ミサイル艇
魚雷艇
哨戒艇
砲艇
駆潜艇
敷設艦
掃海艇
揚陸艦
揚陸艇
輸送艦
補給艦
給油艦
軽質油運搬艦
給水艦
給兵艦
輸送船
潜水母艦
潜水艦救難艦
潜水艦救難艇
救難艦
工作艦
支援艦
練習艦
測量艦
音響測定艦
情報収集艦
衛星追跡船
試験艦
通信中継艇
電纜敷設艦
航洋曳船
起重機船
水中作業母艇
消防艇
消磁船
関連項目
- NATOコードネーム
- 一覧: ミサイル - 航空機
- NATO
- ソビエト連邦
- 中国人民解放軍
参考文献
- 世界の艦船(海人社)本誌各号
- 同 別冊『ソ連海軍ハンドブック』
- 同 増刊『ソ連海軍』
- 『ソ連海軍辞典』(原書房) ノーマン・ポルマー編著、町屋俊夫訳
- 『兵器最先端 3 大洋艦隊』(読売新聞社)



